【キャンパス内の学生の安否確認】

K大学様
お悩み:災害時、キャンパス内の学生の状況をどのように把握するか

神奈川内に3つのキャンパスを持つK大学様。全キャンパスで学生数は1.8万人。メインのキャンパスは30号館まであり、郊外のキャンパスは14号館まで。最近できた都心部のキャンパスは21階建て。こちらの大学の防災上の特徴は建物の数。特にメインキャンパスは、キャンパスからやや離れた住宅街の中にも施設があり、学生がどこにいるかを把握するには、大変な労力と時間が必要となります。

【大学の安否確認のポイント】
  1. キャンパスのどこに誰がいるのか、本人の安否は
  2. 全体で何人が滞在しているのか
  3. どこにどれだけの支援物資を供給すればよいのか

これらの情報を効率良く収集する為、K大学様でも弊社のOCR安否確認システムを導入いただいております。基本的な部分は関西大学様の仕組みと同じですが、各大学様で必要とする情報が違う為、シートやアプリケーションは各大学様のオリジナル仕様です。

非常時にシステムを実際に運用できるようにする為、年に1回各キャンパスで実施される「防災フェア」という大規模な防災訓練の際に、一連の流れを確認する訓練が行われています。

全学生が実際にOCRシートを記入し、それを回収し集計するのですが、建物が多いことから、確実に回収を図る為に、各建物の前にビブスを付けた職員の方が、プラスチック製のカゴを持って回収します。そのシートを本部で職員の方が順次スキャナーに取り込み、1時間ほどで全学生のデータの集計が完了し、学生さんがどこにどのような状態で何人いるのかを把握することができます。

年に1度の「防災フェア」では、このOCRによる安否確認の訓練の他にも、防災に関する講演会、消火器訓練、消火栓からの放水体験、起震車体験、煙体験、AED体験、はしご車体験など、VR避難訓練など様々な訓練メニューがあり、こうした体験を通じて防災への理解を深めていらっしゃいます。

現在はコロナ禍の中、リモート講義が続いているようですが、一日も早く活気あるキャンパスが戻ることを願ってやみません。