導入実績【不動産業】

業種：不動産業
お悩み：中長期的な視点で防災計画を見直し、防災対応力を強化したい

こちらの企業様は、多くの企業同様ほぼ３年周期で人事異動があり、５年に一度の入替に際し、その都度違う担当者様が違う納入業者に相見積もりを取り備蓄品の入替を行ってきました。
しかし、この取組み方は、価格面は抑えられ経費の節減となる一方で、納入業者の提案が客観性に欠け、中長期的な視点での防災力の強化に繋がりにくいという点に、ご不満を感じていらっしゃいました。

防災備蓄の管理全般を請け負うコンサルタント契約を締結当初は納入業者としてご商談をさせていただいておりましたが、弊社の持つノウハウや知見を評価していただき、納入業者としてではなく、コンサルタントとして、客観的な立場で防災計画の推進をサポートし、備蓄品の管理、賞味期限切れ品の入替計画の立案、資機材導入に際しての情報提供、防災訓練などをさせていただいております。

４月の人事異動後の最新の要員体制を検証し、備蓄品の必要数量を見直し個人の特定ができないように、郵便番号だけをいただき、弊社で従業員の居住地を点で落とし込んだマップを作成。本社、支店から居住地までの距離、河川などの地形を考慮し、災害時の帰宅の可否を検証。
現状の備蓄に不足があれば、強化・補充などのご提案をしております。

現状、一部フロアにかたよっている本社の備蓄倉庫を分散化

本社は高層ビルの上層階を中心に15層を使用
備蓄品については、初日に必要なヘルメット・水・食料・備品類を、リュックサックに入れ全員に配布していましたが、2日目以降の備蓄品は、半分ほどが上層階の一部のフロアに、もう半分は下層階の倉庫に保管されていました。

地震でエレベーターが停止した場合は、メンテナンス業者による点検をするまでエレベーターは使えません。停電という可能性もあります。その様な状況においては、離れたフロアまで備蓄品を取りに行くと言うことは現実的には困難です。

そのため、現在毎年の人事異動や組織変更でレイアウト変更が行われる際に、各フロアに防災備蓄倉庫を確保していただき、下層階の備蓄品を移動し、フロアの在籍者数と備蓄数量のバランスの修正作業を進めています。

従業員の方が安心して働ける環境作りをサポート

弊社では、単に備蓄品を納入するだけではなく、必要スペースの割り出しから、倉庫の図面設計、備蓄品の配置プラン、移動計画などのお手伝いを通じて、フロアで働く従業員の方々の安心・安全を、サポートさせていただいております。